CO2排出の少ない左官補修用モルタル開発

日刊建設工業新聞
CO2排出の少ない左官補修用モルタル開発

鉄道会社3社がCO2の排出量が少ない左官補修用モルタルを開発した。
セメントの代替材料であるジオポリマーをベースに独自の配合比率によって 粘性を抑えたモルタルに仕上げる。トンネル内で起こる漏水部の補修がしやすくなる上、 製造工程で発生するCO2がセメントに比べて約70%削減できる。
ジオポリマーは耐酸性に強く、製造過程で発生するCO2がセメントに比べて60~80%削減するが、 一般的なモルタルよりも粘り気が強く、補修作業には向かなかった。
実用化に当たっては、原材料の種類と配合比率を工夫し粘性の強さを解消した。
セメントを原料にした通常のモルタルと違って加温養生が不要といい、 温度が5~30度での常温下でもひび割れが起きにくい。
1平方メートル当たりのCO2排出量は従来品よりも約70%削減でき、 スギ22本分が1年間に吸収する量と同等と試算する。
開発したモルタルは、ディーゼル車からのばい煙や酸性の地下水が湧出するトンネル内の 補修に使用する考え。

このような記事がありましたので、ご紹介します。

 

参考記事
https://nordot.app/976231474371985408?c=113147194022725109